剣士と鍛冶屋 後篇2018.07.29 12:13 クファナがダイアーを探して森の中を走り回っていると、甲高い悲鳴が静かな森を貫いた。「ダイアーだ」とクファナは声のした方に走って行った。 悲鳴をあげたダイアーは口を押えながら後ずさりしていた。目の前に立ちふさがっているのはダイアーの2倍はあろうかと思われる熊だった。異常に気が立っ...
剣士と鍛冶屋 中篇2018.07.22 13:13「ない!ないないない!」 翌朝クファナが日課の素振りを終えて帰ってくると、ダイアーが鞄の中の怪しい物(ぶつ)の数々を床にぶちまけていた。「おはよう。どうした?朝から元気だな。」「クファナでしょ?」 泣きそうな顔でダイアーがクファナにしがみついてきた。「エルレフィール…盗ったの、ク...
剣士と鍛冶屋 前篇2018.07.16 14:49 とある森の奥深くに構えられた小屋。そこでは少年が一人で暮らしている。赤く熱された鉄を打つ音だけが静かな森に鳴り響く。彼が打っている赤く輝く細身の刀身を見つめていると聞き覚えのある声が飛び込んできた。その声に反応して彼は勢いよく顔を上げた。「やぁ、アスネル。久しぶりだな、元気だっ...
手毬2018.07.04 14:54こんにちは。お久しぶりです、柊筮です。 ちょっと絵を描いている暇が見つからず、手毬が先にできました。 手毬の方が手間がかかるのに、解せないですね…(笑)。 今回の手毬は、お友達に献上用です! ブログに掲載してOKという返事をいただいたので、こちらに掲載します! 大きさは指で摘まめ...